メディカルウェア

白衣の種類を知ろう!ジャケット・スクラブ・ケーシーの特徴と選び方

2025.01.21
医療現場で着用される白衣にはジャケット(ドクターコート)、スクラブ、ケーシーなどがあります。それぞれ機能やデザインが異なるため、職種や用途に応じた選択が求められます。また、機能性や素材、デザイン面で優れた白衣を着用することで、スタッフの業務効率化やモチベーションの向上も期待できます。本記事では、白衣の代表的な種類とそれぞれの特徴・メリット、白衣選びのポイントや職種ごとにおすすめの白衣を解説します。

白衣の代表的な種類とは?シーンや好みに応じて選べる白衣の魅力

白衣の代表的な種類とは?シーンや好みに応じて選べる白衣の魅力

医療現場で欠かせない存在である「白衣」。一言で白衣といっても、その種類や用途はさまざまで、医療従事者の役割や業務内容に応じて選ばれています。白衣は単なる作業着としてだけでなく、医療従事者の専門性や清潔感を象徴する重要なアイテムでもあります。

白衣は主にジャケット(ドクターコート)、スクラブ、ケーシーの3つに分類され、それぞれが異なる特徴を持ちます。適切な白衣を選択することは、業務効率化やモチベーションの向上に寄与するだけでなく、患者さんへの信頼感を高めることにもつながる重要な要素です。

例えば、ジャケットタイプの白衣は医師としての信頼感や権威性を演出しやすく、フォーマルな印象を与えます。一方で、スクラブは耐久性が高く、動きやすい設計が特徴で、長時間の業務でも快適に着用できます。こうした違いがあることから、医療現場でのシーンや個々の好み、さらには職種や役割に応じて適切なものを選ぶ必要があります。

それぞれの違いとは?特徴・メリットについて

以下では、ジャケット白衣(ドクターコート)、スクラブ、ケーシーそれぞれの特徴のメリットについて解説します。

ジャケット白衣(ドクターコート)の特徴とメリット

医療現場において最も伝統的かつフォーマルなユニフォームです。ドクターコートは膝丈や腰丈のコート型の白衣であり、一目で医師とわかる権威性や信頼感、安心感を演出できます。

機能面では、腕や腰をしっかりとカバーし、薬品や血液などから身体を保護する役割があります。その名の通り白色が基本であり、清潔感を印象付けられることが特徴です。最近では動きやすさに配慮し、ストレッチ素材を使用したものや丈が短いジャケットタイプの白衣もあります。

医師以外にも、薬剤師、研究者など専門性の高い職種でよく着用されます。

スクラブの特徴とメリット

近年医療現場で人気が高まっているユニフォームです。半袖の医療ウェアであり、上から被って着用します。

もともとは手術着として使用されていましたが、耐久性や機能面に優れていることから、現在では手術現場以外でも広く着用されています。Tシャツのように着脱が簡単で動きやすく、繰り返し洗濯しても傷みにくい特徴があります。豊富なカラーがあり、役割ごとに色を分けることができ、患者に親しみやすい印象を与えられることもメリットです。

ケーシーの特徴とメリット

首元がタートルネックのようになっている、半袖で短い丈の医療ウェアです。もともとは理容室の制服として定着していましたが、医療現場では外科医や作業療法士、歯科医、介護士などがよく着用しています。

首元までボタンで留められるため着崩れが少なく、ジャケット白衣(ドクターコート)より動きやすい点が特徴です。
昨今では採用されている例は多くありませんが、スクラブよりもフォーマル感を演出ができ、病院によってはユニフォームとして相性が良い場合があります。

白衣選びで重視すべきポイントとは?

白衣選びで重視すべきポイントとは?

ジャケット白衣(ドクターコート)、スクラブ、ケーシーのいずれを着用する場合でも、生地の品質に難があるとシワができやすく、長期間使用するうちに傷んだり色褪せたりしやすくなります。そうしたユニフォームを着用していると清潔感やプロフェッショナルな印象が損なわれ、医療従事者本人のみならず、病院全体に対する信頼感を損ねる原因となります。
そのため、耐久性や機能性を備えたユニフォームを選ぶことが重要です。

以下では、白衣選びで重視すべきポイントをご紹介します。

ポイント① 素材

常に緊張の伴う医療現場のストレスを軽減し、快適に着用するため、必要な機能を高いレベルで備えた高機能素材であることが求められます。具体的には、適度な吸汗速乾性、防透性、復元の良いストレッチ性、耐久性などです。
快適な高機能素材であれば業務に集中でき、作業効率がアップします。さらに個々のモチベーションを高め、チームの満足度向上にも寄与します。

ポイント② 機能性

現場で活きる細やかな機能性を取り入れた白衣は、業務を快適にし、作業上のストレスを軽減します。作業効率が上がるため、生産性や満足度の向上につながり、スタッフのモチベーションも高まります。
例えば、ひと繋ぎの脇下パターンなら腕の上げ下げがスムーズになり、ダブルポケットなら小物を分けて収納可能です。

ポイント③ デザイン

動きやすさや機能性はもちろん、着る人をきれいに見せるシルエットやデザイン性にも優れた白衣は、着る人の自信につながり、スタッフのモチベーションを高めます。さらに、多様性に配慮されていることもスタッフの安心感や満足度の向上につながります。
ユニフォームのデザインは、病院やクリニックの理念や価値観を体現し、浸透させることに役立つほか、人材の獲得や離職率の低下につながる効果も期待できるため、非常に大事な要素です。

重視すべきポイントの詳細については以下の資料で詳しく説明しております。ぜひご覧ください。

心躍る服選びを白衣にも。病院経営にもプラスになる!白衣選びのポイント

職種ごとのおすすめ白衣をご紹介!

以下では、医師や看護師、理学療法士など、職種ごとにおすすめの白衣の種類をご紹介します。

医師…ドクターコート、インナーにスクラブ

医師はドクターコートと、インナーにスクラブを組み合わせるスタイルがおすすめです。
ジャケットタイプの白衣は患者さんに与える清潔感や信頼感、安心感の面で優れており、デザイン性に優れたものを着用することでスタイリッシュな印象も与えられます。

また、ストレッチ性の高いスクラブをインナーとして着用することで、動きやすく快適な着心地を維持できます。

この組み合わせにより、医師としての権威性・信頼感と機能性を両立させることが可能です。

看護師…スクラブ

スクラブは伸縮性に優れ、軽量で動きやすいため、忙しい看護業務に適しています。簡単に着脱できるため、緊急時に素早く対応できる点や、耐久性が高く洗濯しやすい点もメリットです。
また、スクラブは豊富なカラー展開が特徴で、職場の雰囲気やチームのイメージカラーに合わせて選ぶことができます。

ただし、生地が薄いとだらしない印象を与えてしまい、信頼感や安心感を損なうおそれがあることには注意が必要です。立ち襟タイプのアイテムを選べばフォーマルな印象を損ねることはありません。

男性看護師…スクラブ、ケーシー

男性看護師にはスクラブまたはケーシーがおすすめです。
スクラブは動きやすさと快適さを重視する場合に適しています。豊富なカラーバリエーションで、個性を出すこともできます。
ケーシーはスタンドカラーが特徴的で、よりきちんとした印象を与えます。首元までボタンで留められるため、着崩れが少なく、動きやすいこともメリットです。

理学療法士・作業療法士 など…スクラブ

理学療法士や作業療法士などのリハビリテーション職はさまざまな動きが求められるため、機能性を重視したスクラブがおすすめです。
スクラブは威圧感がなく親しみを感じやすいデザインであり、患者さんが緊張することなくリハビリを行えるメリットがあります。

おしゃれで機能性の高い白衣なら、ラフィーリア

適切な白衣を選ぶことで、業務効率やモチベーションを向上させるだけでなく、患者さんに信頼感を与えることができます。この記事を参考に、自身の役割や職場に合った白衣を選び、快適な業務環境を整えましょう。

オンワードコーポレートデザインでは、医師や看護師向けの医療用メディカルウェアブランド「ラフィーリア」を展開しています。アパレルメーカーとしてファッションとユニフォームの分野で 60 年以上かけて培ったノウハウに基づき、シルエットをはじめ見た目の美しさはもちろん、素材や機能性、快適性など、すべての面で高いクオリティを実現しています。
ジャケットタイプの白衣、スクラブ、ケーシーといった各種アイテムを取り揃え、豊富なカラーラインナップやシリーズをご用意しているため、好みにあった白衣が見つかります!

「ラフィーリア」の詳細についてはこちらのカタログをご覧ください。

カタログ

「ラフィーリア」総合カタログ(136P)
「ラフィーリア」総合カタログ(136P)

アパレルメーカーのオンワードコーポレートデザインだからこそできる品質とファッション性を両立させた医療白衣ブランド「ラフィーリア」の総合カタログ(136p)です。

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